どうも!あぽー🍎です!
子育てをする時ってついつい熱が入ってしまって、子どもに厳しくなってしまったり、逆に日々の生活に疲れてあまり関わりたくなくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし、子どもに対する親の接し方や言動によって子どもの成長にとても大きな影響を与えてしまうという研究がたくさんあります。
今回の記事では
- 子どもの脳の仕組み
- 子どもにどんな影響があるのか
- 気をつけた方が良い言動
について解説していきます。
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子どもの脳は成長しやすく傷つきやすい
脳の成長スピード
「子どもの成長は早い」
ってよく聞く言葉ですが、本当にその通りなのです。
人間の身体は、個人差はありますが大体20歳までにはほぼ100%完成しています。
特に脳の成長は早く、5歳ごろには80%が完成し、12歳ごろには100%完成するという研究結果があります。(下のグラフ)
このグラフはスキャモンの発達曲線というグラフで、20歳を100%とした時に、各年齢における人間の身体の成長についてパーセント表示したものです。
脳はこの中の青色の線「神経型系」に属します。
(リンパ型は免疫、一般型は骨格や筋肉など、生殖器型は性器などに関連する身体の仕組み)
見てもらったらわかりますが、脳の属する「神経系型」の成長のピークが一番早いのです。
つまり、脳の成長ピークの12歳ごろまでに、人間の脳は急激なスピードで成長していくのです。
子どもの成長に傷つきやすい時期
この12歳までの脳が最も成長している時期はいろいろなことを周りの環境や大人たちから吸収していきます。
いいことも吸収しますし、もちろん悪いことも吸収します。
この時期に吸収したものは脳の発達にすごく影響するのです。
いいことを吸収すればすくすくと健康な状態の脳に成長し、悪いことを吸収すれば、正常な脳の状態に発達しない可能性もあります。
つまり、この12歳までの時期というのは『脳がとてもデリケートで傷つきやすい時期』であると言えますね!
脳が傷つくとどのような影響があるのか
例えば、子どもの脳を傷つける周囲の言動にはこのようなものがあります。
このようなことをしてしまった経験はありませんか?
もしかしたら、このような経験が子どもに悪影響を与えてしまっている可能性があります。
こういった言動が子どもの脳の成長を邪魔するのです。
いくつか例を挙げてみますね!
例えば、脳の前の方にある『前頭前野』という場所は、学びや記憶に関わる場所であると言われています。
身体的なしつけを行うと、この『前頭前野』に大きなダメージを与えます。
また、適切な時期以前の性教育や、子どもの目の前でDVや喧嘩をすることは、脳の後部にある『視覚野』と呼ばれる場所を傷つけることになります。
『視覚野』は目から入ってきた情報を処理する場所です。
このように、周囲の大人の言動が子どもの脳に大きな影響を与えていることがわかります。
子どもの脳は周囲の環境に合わせて良い意味でも悪い意味でも順応しようと進化しているのです。
言動にどうやって気をつける?
先ほど挙げた
・人格否定
・子どもの目の前でDVをしたり、喧嘩をしたりする
・しつけのために叩くなど身体的なしつけを行う
・ネグレクト(育児放棄)
・適切な時期以前の性教育
は特に気をつけた方が良いでしょう。
DVやネグレクトなどは犯罪なので子どもの前だけでなく、その他の場面でもやめていただきたいと思います。
その他の言動にはどのように気をつけたら良いのでしょうか?
個人的に日本は結構しつけに厳しいイメージがあるかも。。。笑
しかし、子どもの脳は傷つきやすいという研究がある以上、ある一定程度の『ルール』を自分に課して子どもに強く当たりすぎないようにすることが大切です。
例えば以下のように対処することができます。
DV・人格否定
子どもが何かをして叱る時には、『手は出さない』『やってしまったことだけにフォーカスして叱る』ということがルールとしてあげられると思います。
早期の性教育
性教育が終わる時期までは子どもに『夫婦の営みを見られないような工夫をする』といったようなこともできると思います。
夫婦間のケンカ
また、喧嘩をするときは子どもの前ではせずに、『電話やチャットアプリを利用する』ことで、子どもに聞かれないだけでなく、喧嘩のヒートアップも避けることができるかもしれません。
このように、少しの配慮で子どもの脳の健やかな成長を守ることができます。
是非実践してみてください。
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まとめ
今回の記事では
- 子どもの脳は成長しやすく、傷つきやすい
- 大人の言動が子どもの脳を傷つける
- 少しの配慮で子どもの脳の健やかな成長を守ることができる
ということについて説明しました。
多かれ少なかれ、どの親も子どもの健やかな成長を祈っているかと思います。
子どもは思っているよりも繊細です。
自分たちの意識していない言動が子どもの成長に悪い影響を与えていると気づき、ショックを受けている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今から言動に注意することによって、これからの子どもの健やかな成長は守られます。
是非実践してみてくださいね!
今回の記事ではこちらの本を参考にさせていただきました。
福井大学の友田朋美教授の著書『漫画ですっきりわかる 脳を傷つけない子育て』
この本はイラストが満載でとてもわかりやすいので、教育関係者の方や子育て真っ最中の親御さんなら是非一冊持っておきたい本です。
是非購入して読んでみてくださいね❗️
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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