どうも!あぽーです!!
ゴールデンウイーク中の4月28日から5月6日まで東京レインボープライド2018が開催されていたみたいですので、今日はそれに関連して、『セクシャリティ』とは何かについて考えてみたいと思います。
セクシャリティは私の卒業論文のテーマでもありましたので、すこーしだけちゃんと勉強したことの一つです。
以前の記事で『同性婚』について書いたものもあるので、興味のある方はそちらもぜひご覧ください。
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セクシャリティって?
あなたはセクシャリティ、あるいは、セクシャルという語をどこで聞くでしょうか?
最近テレビ等でよく耳にする言葉に『セクシャルハラスメント』があります。
財務省のなんちゃら事務次官がセクハラ問題で辞任したことは多くの人が知る問題でしょう。
これは「性的なハラスメント行為」を意味する言葉です。
このセクシャルという語をアルファベット表記にすると、『sexual』となります。
セクシャリティをアルファベット表記にすると『sexuality』となり、語尾が「ity」と変化しているので、「性的なこと」と名詞になります。
なんか英語の勉強みたいになって嫌ですが(笑)
つまり、セクシャリティとは性に関することを指す言葉であると言えます。
セクシャリティは誰に関係する言葉?
最初に結論を言うと、セクシャリティは全ての人間に関係する言葉になります。
どういった形であれ『性』に全く関係せずに生きている人はいないと思います。
恋愛対象も、自分の体のことも、性的なことなのです。
セクシャリティに関係しない人間はいないと断言できると思います。
『性』という曖昧な概念
セクシャリティが性に関することを意味することはなんとなーく理解してもらえたと思っているのですが、じゃあ、『性』って具体的になんやねん???ってなりませんか?(笑)
今度は『性』について見ていきましょう。
『性』は大きく分けると『生物学的性』と『社会的性』の二つに分けられるとされています。
こんなよく分かんない概念を使っても意味わかんなくなるので、もう少し詳しく見てみましょう。
難しい話はあまりしたくないのですが、ここに関しては少しだけお付き合いください…(笑)
生物学的性(sex)
生物学的性は英語では「sex」と表記されます。
パスポートなどを取得したことのある方は、性別の欄にsexと記載されているのを見たことがあるのではないでしょうか?
生物学的性は主に「性染色体」「外性器・内性器」「性ステロイドホルモン」の3つの要素から構成されます。
なんかよく分かんないので簡単に説明すると、
「性染色体」は、中学か高校の生物でやったX染色体・Y染色体のことです。
「外性器・内性器」は、
外性器は風呂とかトイレ行って自分のものを見てください。(笑)
目で見てわかる性に関する身体の器官のことです。
内性器は、精巣とか子宮とか目で見てわかんない性に関する身体の器官のことです。
「性ステロイドホルモン」は、あんまり詳しくないので誰か補足してくれるとうれしいのですが、体を性的に変化させたりするホルモンの総称のことです。
よく聞くやつだと、エストロゲンとかテストステロンがあります。
社会的性(gender)
社会学的性は英語では「gender」と表記されます。
「ジェンダー」と読みます。あまり聞きなれないかもしれません。
社会学的性は「性別に対して、社会が与える価値・規範・役割分業などの文化的なカテゴリーである」みたいなよくわかんない定義がされています。
または、「我々を「男/女」の二項に強制的に割り振ろうとする「知の力」」となんかとてつもなく強大な力のように表現している人もいます。
社会学的性も3つにわけることができます。
「性の自己認識」は自分の性別をどのように認識しているのか?ということを表しています。
たとえば、性の自己認識が、自分の体の性と異なる認識であれば、性別違和症候群(性同一性障害)と診断されるでしょう。
「あなたの性別は何ですか?」と聞かれたときの答えが性の自己認識です。
あくまでも、男女のどちらかではなく、その他の性もあわせた包括的な自己認識のことを指します。
「性役割」は、「男の子なら~すべき」「女の子なら~しなさい」といったような社会が性に対して求めるあり方を指します。
「夫が稼いで、妻が家を守る」といった性役割は、女性の社会進出を妨げるため、最近では性役割を再定義しなおす必要があると主張する人も多いのではないでしょうか?
「性的指向」は、男が好きか、女が好きか、両方が好きか、その他の性自認の人が好きか、みたいなことです。
レズビアンやゲイやストレートといった表現は、性的指向が関係しているといえます。
つまり、女性の姿をしている人が必ずしも男性を好きであるともかぎらないし、その逆もまたしかりであるし、体は男性でも心が女性である人が男性を好きになるとも限らないということです。
全てが独立して性を構成しています。
まとめ
ここまで説明したことがすべてモザイク状に重なり合ってセクシャリティは形成されています。
私は、似たようなセクシャリティの人は大勢いたとしても100%同じセクシャリティの人はいないと思っています。
性別は二種類しかないという考えの人には受け入れられない考え方かもしれません。
しかし、現在この地球上では名前がついているセクシャリティだけでも数多くあり、私は80種類以上のセクシャリティをインターネット上で見たことがありますし、友人の中にも様々なセクシャリティを持つ人がいます。
社会的性によって、ちょっとずつ違うセクシャリティの人達が、無意識のうちにひとまとまりにされているのが現状だと私は思っています。
この記事の最後に、私が卒論のまとめに書いた文章を引用しておきます。
先行研究をもとに付け加えた文章であることを先に断っておきます。
「セクシュアリティ」とは「性概念の中で最も優先されるもの」であり、「個体差を大きく許容する」ものである。また、「性に関する現象、欲望、イメージ、意識などの他に、性に関する感情では無い感情や、他者との関係、時間の経過など人間が作り出した他の要素も含んで構成されている最も人間的な性概念」あり、それは「自己の感覚によってなされる」ものである。さらに、「他のセクシュアリティと関わりのあるセクシュアリティも存在する。」
引用:あぽーの大学の卒業論文
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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