どうも!あぽー🍎です!!
教育実習は校種に限らず教員になるために必ず必要な実習です。
実習生たちは期待に胸を踊らせて実習に参加します。
しかし、実態はそんな甘いものではありません。
今回の記事では、
- 教育実習の過酷な現状
- 教員を選ばない教育実習生
について解説していきます。
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教育実習の過酷な現状
このブログを立ち上げてから約3年間教育実習生の方々の様子をツイッターなどで見てきました。
教育実習めっちゃ楽しかった!!
という人がいる一方で、初日の段階で
明日からもう行きたくない
と言っている方もいました。
個々人の向き不向きもあるのでしょうが、ここには『教師』という職業が抱える闇が潜んでいます。
定時で帰れない/帰らせてもらえない
学校の先生の働き方はよくこのように揶揄されます。
『定額働かせ放題』
携帯料金のような響きがありますよね!
携帯だったら『定額かけ放題』は歓迎すべきものですが、教員の『定額働かせ放題』は少し訳が異なります。
教員の給与に関する法律に『公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法』というものがあります。
『給特法』という名前なら聞いたことがあるのではないでしょうか?
この法律の中で一番問題になっているのが、公立教員は給料月額の4%分を「教職調整額」として支給される代わりに、「時間外勤務手当及び休日勤務手当は、支給しない」と規定されている点です。
つまり、給与に最初から4%上乗せしておくから残業代や休日手当は出さないよ!という法律です。
ちなみにこの4%がどれくらいかというと、『8時間分』と言われています。
月の残業時間が過労死ラインを超えている先生が多い学校という現場で支払われる残業代はわずか8時間分なのです。
この悪名高き『給特法』のせいで教員の働き方は無茶苦茶になっています。
いくら働いても、何時間学校にいても給料が変わらないからずっと学校にいる
このような働き方が一般的になっています。
そのため、教育実習生に対しても遅くまで残ることを要求する指導教諭の先生も存在しています。
中には夜の10時になってやっと帰宅したという学生もいました。
(ちなみにこれは私の実例です笑)
私の場合は学校から家までそんなに遠くなかったのでまだマシでしたが、通勤に片道1時間かかる場合、夜10時に学校を出たら帰宅するのは11時です。
そして次の日も朝の8時には学校に行かなくてはならないのです。
給料もらいながら働いている先生方でもこの生活はきついはずなのに、給料も出ないし、実習期間中バイトもできない実習生にとって、なかなか家に帰ることができないというのは精神的にしんどいものです。
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休憩時間がない
校種にもよりますが、基本的に児童・生徒の学年が下がるにつれて忙しさは増していきます。
特に幼稚園・小学校は子どもたちが帰るまでトイレに行く時間すら取れない場合もあります。
休み時間は子どもの休み時間であって実習生は子どもと一緒に遊ぶことが求められます。
子どもたちが帰った後でも、次の日の授業の準備や、子どもたちの作品の掲示、翌日の配布物の確認など仕事は多岐に渡ります。
中学・高校では部活動に参加することが求められる場合もあります。
ここまで休憩時間がないと流石にどれだけやる気のある実習生でも心が折れてしまうこともあります。
結構怒られる
教育実習中は指導教諭の先生に結構怒られます。笑
しかし、指導教諭の先生のおっしゃることは基本的に正しいです。
そのため怒られることは自分が至らないだけなので受け入れるしかないのですが、睡眠時間も休憩時間も少ない中で怒られると流石に心が壊れます。
その結果何度もミスを重ね、何度も怒られるという悪循環が生じます。
自分が悪いのはわかっているけど、これが結構きついのです・・・
教員を選ばない教育実習生
前記したような教育実習の実態があってか、教育実習後に教師になることを諦めてしまう人も少なくありません。
教員採用試験の受験者数は年々減っています。
2020年の試験では前年度比約ー1万人です。
また、教員免許を持っていながら教職についていない人を『ペーパーティーチャー』と呼び、教員免許保持者のおよそ8割がこの『ペーパーティーチャー』であるとの推定もあります。
(引用:社会に出てから学校で教えるということ | 中学生英語塾 Eduhouse(エデュハウス))
この表を見てもらうとわかると思いますが、教員免許を取得した人全員が教員採用試験を受けるわけではありません。
中には私立学校しか受けていない人もいますが、多くは教員にならなかった人です。
教員にならなかった理由に教育実習の体験があることも珍しくないと思います。
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まとめ
今回の記事では
- 教育実習の過酷な現状
- 教員にならない教育実習生
について解説しました。
教育実習は新たな教員を迎え入れるための玄関です。
学校の制度や教員が実習生を玄関にすら入れない現状があります。
教員のなり手がどんどん減っている現在において、質の高い教員を確保するためにも、教育実習改革や学校改革に着手することが必要なのではないでしょうか?
ここまで読んでくださってありがとうございます。
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