林檎は木から落ちた

日本の教育革命をします。

林檎は木から落ちた

日本の教師はなぜ社会生活に必要なことを授業で教えないのか

どうも!!あぽー🍎です!!

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Twitterなどをみていると、よくこういったツイートを目にします。

「なんで先生は学校で役に立たないことばかりを教えて、社会生活に必要なことを教えないんだ!!!!」

至極的を射ている意見だと思います。

では、なぜ学校の先生がこんなにネット上でボロクソ言われているのに授業スタイルを変えないのでしょうか?

今回の記事ではそれについて教員免許保持者の視点から考えていこうと思います。

子どもを持つ親御さんだけでなく、これから教師を志す人にもぜひ読んでもらいたい記事です。

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〈目次〉

 

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授業時間数の視点から見る

さて、最初は授業時間数の観点からこの問題を見ていきたいと思います。

中学校や高校で授業を受けている場面を思い出してください。

どの授業でもいいです。1年間の授業のうち先生が社会生活において必要不可欠なことを教えてくれた時間は何時間ありましたか?

おそらく、家庭科の授業、技術の授業、総合の時間くらいではないでしょうか。

それらの授業はあって週に2時間ずつ。

つまり、週に6時間程度でしょう。

しかし、それらの生活に直結する授業の中でも、社会生活につながらないことを教える時間もかなりのウエイトを占めていたのではないでしょうか?

そういったことを差し引いていくと使える時間はほとんどないといっても過言ではありません。

では、先生の裁量でそういった時間を作ればいいのではないかという意見もあるでしょう。

しかし、それは不可能です。

先生にはそういった権限が与えられていません。

授業は教育指導要領という要領に沿って作成されています。

1年間の限られた授業時間の中でそれらを全てこなさなければなりません。

しかも、その教育指導要領の中にはどういったところを重点的におしえるかということまで決められています。

教師はその教育指導要領の範囲を外れないように授業を行わなければなりません。

つまり、社会に出る上で必要になってくる知識を教える時間を捻出することは学校という小さな単位では不可能です。

先生側がそういった知識を教えたいと思ったら空き時間を使うしかないというのが現状です。

 

教員の労働時間の観点から見る

日本の教員の労働時間は世界的にみても突出して高いと言われています。

法定労働時間以外でも部活動を指導する時間や時間外労働が非常に長い時間行われています。

教育実習中に先生に聞いた話では、その先生の月の残業時間は約160時間を越えていたそうです。

ちなみに教員には一般のサラリーマンのような残業手当の仕組みはありません。

その業務の特殊性から、教育調整額というものが設定されています。

教育調整額とは、時間外手当の代わりに、給料月額の4%を一律に支給するというものです。

つまり、どれだけ長時間労働したところで給料は変わりません。

こういった状況の中で、日々の授業の準備と並行して社会生活に必要な知識を集中的に教える準備をすることは不可能だと言えるでしょう。

 

生徒の授業時間の観点から見る

それだったら今いる先生以外に新しい先生を呼んで、今の授業時間にプラスして授業を行えばいいじゃないかという意見もあるでしょう。

これは生徒の授業時間の観点から不可能であると言わざるを得ません。

近年のゆとり教育廃止政策により、生徒の授業時間は20%ほど伸びています。

ただでさえゆとり教育の時の時間よりも伸びているのに、それ以上授業数を増やすことは生徒の負担になります。

生徒は授業の時間以外でも、部活動や習い事などやらねばならないことが多くあります。

そういった中で新たに授業を追加するというのは酷ではないでしょうか?

 

どうやって解決すべきか

そういった中でどうやって子どもたちに社会に出て役に立つ知識を教えることができるのでしょうか?

私の見解では学校の中でそれは不可能です。

そうなってくるとやはり家庭教育で教えていくしかないのではないでしょうか?

昔の家庭とは違い、今の家庭は共働きの家庭が増えています。

家に祖父母のいる家庭も少なくなっています。

そのため過程においてもそういった教育は困難極めるでしょう。

しかし、親が子に社会に出るまでに学んでほしいことは、教員よりも親の方が知っているのではないでしょうか?

教員の中には脱サラをして教員になった先生も多くいますが、大学を卒業してそのまま先生になった方もいます。

そういった方に社会生活に必要な知識を教えてもらうよりも親が自ら教えた方が安心感もあるでしょう。

そのため、私は社会生活に必要な知識は個々の家庭の中で教えるべきだと考えています。

子どもたちによりよい教育を与えるために学校という場所はもう少し余裕を持っても良いのではないかと思います。

 

 

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まとめ

近年では家庭教育が軽くみられる傾向にあると思います。

全てを学校に任せるのではなく、自分の子どものことをもう少し親が見てあげられるような社会になれば良いのではないでしょうか?

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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